エアコンのガス漏れ
「エアコンが冷えない、ガス漏れではないか?」
という修理依頼をよく受けますが、ガス漏れというのは滅多にありません。
電子部品の故障で、室外機が動作しないという症状がほとんどです。
それでも、ガスが漏れるケースもあります。理由として考えられるのは、
- 施工ミス
取付時の接続が不完全な為にガス漏れする。
半年〜一年以内に症状が出ます。
- 据え付けてある機械を無理に動かした
冷媒ガス配管に使われている銅管は経年変化で固くなってきます。
それを無理に動かすと、接続部からガスが漏れる事があります。
- 室外機の開閉バルブ不良
取付前は冷媒ガスは室外機の中に入っています。
それを室内外の配管がすんだら、バルブを開いて、配管内に送り込むのですが、
そのバルブのパッキンが変形したりすると、そこからガスが漏れます。
- 内部配管等の腐食
室内機の熱交換機や、室外機のコンプレッサー周辺のパイプなどが腐食して、
そこに小さな穴が開きガスが漏れることもあります。
飼っている犬のおしっこで配管が腐食した例もあります。
1・2の場合は、配管接続を手直ししてガスを追加すれば直りますが、
3・4は、不良個所の取り替えが必要になりますので、少々やっかいです。状態によっては買い換えた方がいい場合もあります。
ただ、3の場合はバルブをカバーするキャップの密閉性が良ければ、バルブがだめでも、ガスは漏れませんから、キャップの増し締めとガスの追加だけで済む場合もあります。
最後に簡単なガス漏れの判定の仕方。
冷房運転をした時に、室外機の配管が接続されているところを見て下さい。
左の写真のように、細い管の接続部に真っ白い霜がついてきたら、ガス漏れを起こしている可能性大です。
汗をかくように露がついているだけなら、正常です。
そのどちらもつかず、管が冷たくならない場合もガス漏れ等の故障が考えられます。
電器店に修理の依頼をして下さい。
-追記-
ガス漏れを起こしたエアコンは、漏れ箇所を修理し、ガスを再充填することで再度使用することは出来ますが、エアコンの内部にはガスと同時に圧縮機のための潤滑油が流れています。
それが、ガスの流出と同時に外部へ流れ出してしまった場合(漏れ箇所の周辺が油で汚れている事があります)、圧縮機(コンプレッサー)の潤滑不足の原因になり、寿命が短くなる場合があります。

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