D端子って何?
「D端子搭載!」というテレビが増えてきていますが、この「D端子」って何なんでしょう?

簡単に言えば、BSチューナーやビデオ・DVD等の映像をテレビに入力するためのコードを繋ぐ端子の一種です。
デジタル放送受信に使用されるデジタルチューナーとテレビを接続するための規格としてクローズアップされています。
今までは、音声を接続するものと同じピンプラグを接続する「ピン端子」(黄色)や、S-VHSなどによく使われる「S端子」の二つが主に使われてきました。
しかし、ハイビジョンクラスの画質になると、これらの接続形式では伝送が出来ません。そこで、今までのハイビジョンには、「Pr・Pb・Y」という三つのピン端子が映像入力のために設けられていました。音声二チャンネルと合わせると五つの端子が並ぶわけです。
それでは不便だし、コードなどのコストも上がってしまうので、D端子はその三つの端子を一つの端子にまとめた物と考えていただいていいと思います。(実際には表示モード切替信号なども送っています)
また、D端子には、D1とかD3とか数字が後ろにくっついています。これは、そのD端子が伝送できる映像の種類を表します。
最も性能の低いD1端子は、525iという現行のテレビ放送並の映像しか伝送できませんが、D3端子の場合は、1125iというデジタルハイビジョンの映像もそのまま伝送できるのです。
「そのまま」と書いたのは、D端子の場合、1125iの映像をチューナーからテレビに送る時に、相手がD1端子なら525iに変換して送ることができるからです。
数字の後の「i」はインターレース(飛び越し走査)、「P」はプログレッシブ(順次走査)の意味です。
プログレッシブの方が画質がきめ細かいのですが、動画にはインターレースの方が強いと言われています。
| 名称 |
表示性能 |
備考 |
| D1 |
525i(480i) |
現行放送並の画質 |
| D2 |
525P(480P)まで |
いわゆるプログレッシブTVの画質、D2規格の商品は殆どない |
| D3 |
1125i(1080i)まで |
ハイビジョン画質まで再生できる |
| D4 |
750P(720P)まで |
データ放送などに使用される予定 |
| D5 |
1125P(1080P)まで |
まだ実用化のめどが立っていない |
BSデジタル放送や地上デジタル放送などをフルに楽しむためには、D3以上の端子を備えたテレビが必要と言うことですね。
現在販売されているテレビはD1端子装備の標準画質タイプとD4端子装備の高画質タイプの二種類が主流です。
−追記−
D端子の「D」というのは、デジタル(DIGITAL)の略ではありません。
コネクタ形状がアルファベット大文字の「D」に似ているからD端子と呼ばれるのだそうです。
何とも紛らわしいネーミングですね!
そんなわけで、勘違いされることが多いのですが、
D端子で伝送される映像信号は、デジタルではなくアナログです。
デジタルで映像信号を伝送する規格としては、i.LINK(DV端子、IEEE1394)や、HDMIなどがあります。
次世代DVD等では、HDMIが主流になると思われますし、最悪の場合、D端子接続ではハイビジョン画質で映像を出せない可能性もあります(著作権保護のためだそうです)から、新しいテレビを購入する際には、HDMI端子搭載のものをオススメします。

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