画面が二重に映る


テレビ画面の人物などの横に影のようなものが出ることがあります。これは電波障害によって起こるもので「ゴースト(幽霊)」と呼ばれます。
ゴーストには、右側に影が出る通常の「ゴースト」(単にゴーストと言う場合はこちら)と、左側に影が出る「前ゴースト」の二つがあります。
それぞれの原因と対処方法を書いておきます。

ゴースト画面の例
ゴースト発生のイメージ

ゴースト

画面の右側に影が出るゴーストは、放送局からの直接波に遅れて山やビルではね返った反射波によって起こります。
反射波が全くない、という状況はありえませんが、直接波が反射波に対して十分に強ければ影は出ません。
つまり、反射波が強いか直接波が弱い時にゴーストは発生するわけです。

対処方法としては、

  1. アンテナの方向を調整する
    軽微なゴーストの場合は向きを少し変えるだけで改善される場合もあります。
  2. アンテナ設置位置を変更する
    アンテナを前後左右あるいは上下に位置変更することによって改善される場合もあります。
  3. ゴースト改善用アンテナを使用する
    指向性が鋭く、直接波をより強く捉えることの出来るゴースト用アンテナを使用する方法もあります。
  4. ゴースト除去受信機を使用する
    テレビ電波にはゴースト除去用のGCR信号というのが含まれているので、ゴースト除去チューナーやゴースト除去機能の付いたテレビを使用するとゴーストを軽減・除去出来ます。
ただし、これらはご自宅などにアンテナを立てて個別受信している場合の方法です。
共同受信(ケーブルテレビ等)で右側にゴーストが出る場合は、共同アンテナのところで障害が発生していますから、その共同アンテナの管理者に症状を伝えて改善してもらって下さい。

前ゴースト画面の例
前ゴースト発生のイメージ

前ゴースト

通常のゴーストと逆の左側に出る「前ゴースト」は、ケーブルテレビ等の共同受信の場合に起こります。
テレビを映すためにケーブルを通ってくる電波は遠回りをしてくるため直接波よりも遅れます。
この時に、直接波が強いと受信機や屋内配線がそれを受信してしまい、直接波は共同アンテナからの電波より早く届くため、画面の左側の影になります。これを「飛び込み」と呼びます。
原因として考えられるのは、
  1. 直接波が強い
    立地条件がテレビ局に対して見通しの良い場所だったりすると、直接波が強過ぎて、前ゴーストが発生しやすくなります。
  2. 共同アンテナからの入力が弱い
    受信のための入力が弱いと相対的に直接波が強いのと同じ事になるので、前ゴーストが発生しやすくなります。
  3. 屋内の配線の不良
    配線の接続などに不良個所があると、そこでの損失が大きく、受信レベルが低くなるため、直接波との差が小さくなります。
    また、フィーダー線を使用しているとそれがアンテナになってしまうので、飛び込みやすくなります。
  4. テレビ等の受信機が飛び込みに弱い
    他の条件が良くても、テレビ自体が飛び込みに弱い場合もあります。

対処方法は、

  1. まず、屋内配線をチェック
    途中に接触不良がないか、フィーダー線を使用していないか調べます。
    ほとんどはこれで直ります。
  2. 次に共同アンテナの入力の強さを調べてもらう
    それでも駄目なら、共同アンテナの管理者などに入力の強さが適正かどうか調べてもらいます。
    もし、弱ければ、ブースターを入れて増幅するなどの対策が必要です。
  3. どのテレビでも発生するか確認する
    配線や入力が正常な場合は、特定のテレビで発生していないか確認します。
    もし、テレビを取り替えたらおさまる場合は、そのテレビが飛び込みに弱いので交換するしかありませんが、
    同じ家の中でも飛び込みにくい場所があるので、可能ならば設置場所を変えるのもひとつの方法です。

内藤電機インターネット支店
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