衛星放送のアンテナは自分で設置できる?
放送開始直後の頃は、衛星放送(BS)受信用のパラボラアンテナも直径1メートル近い巨大なもので、簡単に取り扱えるものではありませんでした。値段も今から考えると恐ろしく高かったですしね。
ところが、今は受信部分(突き出ているところ)の性能が良くなったため、直径40センチ程度で、ベランダの手摺りなどに固定して使えるようになりました。取付金具やコードなどを組み合わせたお持ち帰りセットも各社から出ています。
で、そのBS用パラボラアンテナを自分でも設置できるか?ということですが、
答えは「出来ないことはないが、難しい」といったところでしょうか。
パラボラアンテナというのは、上空の衛星から飛んでくる微弱な電波を受信するために指向性を鋭くしてあります。
どういう事かというと、アンテナの向いている真正面の感度は高いが、少しずれると感度が極端に落ちるということなのです。
ですから、設置説明書の通りにすれば、映るように取り付けられるとは思いますが、かなり微妙な調整が必要なのです。
また、仮に調整がうまくいって衛星放送が映ったとしましょう。
しかし、雨の日などに画面がチラチラしたり、全く映らなかったりする事があります。
確かに衛星は雲の上にあるわけですから、雨雲などが出ていれば電波が弱くなるのは当たり前です。が、よっぽど厚い雲(雷雲など)でなければ、画面が乱れることはありません。
それが、少々の雨や雲などで画面が乱れるということは、アンテナの向きがちょっとだけずれている可能性があります。
アンテナの取付をするのは晴天時が多いですから、飛んでくる電波も割と強いので、方位角(横方向)ならプラスマイナス5度程度、仰角(縦方向)はプラスマイナス2度程度は許容範囲(あくまでも僕の感覚的なものですが)があり、少々ずれていても映ってしまうのです(と言っても10度もずれれば全く映りませんが)。
で、「映ったからOK」と思っていると天気が崩れる度に「故障かな?天気が悪いから仕方ないのかな?」って事になります。天気が悪いと電波が弱くなるのでアンテナの向きの許容範囲が狭くなるからなんです。
というわけで、アンテナの向きは、一番電波の強い中心のポイントにしっかり合わせることが大事ですから、電波の強度をアンテナのところで測定する機械がないと、かなり難しいと思います。
「業者に取り付けてもらったのに、少しの雨でも画面が乱れる」という場合も、方向調整が甘い可能性がありますから、取付業者に再点検を依頼した方が良いと思います。
仰角の調整がきちんとしてない事が多いように思います。
また、デジタルCS放送のスカイパーフェクTV!は、こちらも同じようなアンテナを使っていますが、BSよりもさらに難しくなります。
まず、BSよりも電波がさらに弱い事と、同じような衛星がいくつも上がっているので、違う衛星の電波を受けて「電波は来てるのに映らない」ということもあるからです。
スカイパーフェクTV!の場合ひとつのアンテナでスカイとパーフェクのふたつの衛星からの電波を受信するのですが、両者が隣接しているので、向きがずれていると、他方の衛星の電波も同時に拾ってしまい画面などに悪影響が出ることもありますのでしっかりした設置調整が必要になります。
BS・CS共、経験の豊富な信頼の置ける取付業者(電気屋さん)に頼むのが一番確実ではないでしょうか。

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